ニューノーマル時代のVDI・Citrix Cloud with AVD

Citrix Cloud with AVD

手軽にVDIを始めるならMicrosoft AVD

VDI環境を早急に整備しなくてはならない、というニーズに応えるのがMicrosoft Azure Virtual Desktop(AVD)です。AVDはMicrosoftが提供するDaaSで手軽に始められるだけでなく、Windows10のマルチセッション利用ができます。1台の仮想マシンで、複数ユーザーにVDI環境を提供できるので、コストを抑えたVDI環境の構築が可能です。

Windows10マルチセッションって初めて聞くんだけど、一体何なの?

1台の仮想マシン上のWindows10を複数ユーザーで利用できるサービスなのよ。

それって、Windows10の仮想マシンの数を減らせるってこと?
ライセンス費用が安く済むってこと?

そう、商売上手なMicrosoftが自社DaaSだけに用意した、めちゃめちゃお得なサービス!

そんなお得なVDIをMicrosoftが用意してくれてるのなら、さっさとVDI始めようよ。

ちょっと慌てないで。Microsoftが用意してくれるAVDコントロールプレーンは基本的なサービスしかないのよ。
手軽に始めるにはいいけど、快適なVDI環境は作れないわ。

AVDをさらにパワーアップさせるCitrix Cloud

AVDをよりセキュアに、より効率的に進化させるエコシステムがCitrixが提供するCitrix Cloudです。Citrix Cloudは、Citrix Virtual Apps and Desktops等の様々なCitrixソリューションの管理コンポーネントを Citrixがクラウドサービスとして提供するソリューションとなっています。

従来オンプレミス等で自前で構築する必要のあったコンポーネント類のうち、管理コンポーネント系をCitrix自身が管理運用するAzure上からサービスとして提供し、一方、デスクトップやアプリケーションなどお客様のデータが含まれる配信リソースについてはお客様が管理運用するリソースで管理して頂く、という2層構造となっているため、非常に導入しやすいソリューションです。

Citrix CloudコントロールロケーションでAVDのワークロードを管理

Microsoftが用意するAVDコントロールプレーンの代わりに、Citrix Cloudを使うってこと?

その通り!AVDをもっと快適に、もっと安全に、もっと簡単に管理したいなら、Citrix Cloudを使うだけでいいのよ!
Citrix Cloudのメリットは、以下にまとめたわ。

機能 Citrix Cloud with Azure Virtual Desktop Azure Virtual Desktop
直感的な管理/運用が可能なGUIコンソール
StudioおよびDirectorが使用可能

VDI/RDSホストに対するヘルプデスク機能などは持たない
マスタイメージ管理(一括展開、更新)
展開、更新、切り戻し
×
共有イメージギャラリーからの展開・手動更新のみ
画面転送パフォーマンス
HDX(ICA)による制御

RDP
ネットワーク帯域消費
144kbps

581kbps
詳細な管理ポリシー
ADDS、Citrixポリシー

ADDSのみ
仮想マシン負荷軽減
WEMとリダイレクション機能、集約率向上
×
Teams/Skype/Zoom対応
HDX Optimization for Teams

接続元OSのサポートが限定的
閉域網接続
StorefrontをAzure内に編成
×
インターネット経由でしか接続サービスにアクセスできない
マルチクラウド、ハイブリッドクラウド
オンプレ、AWS、GCP対応可能
×
Azureのみ

※2021年9月現在。最新状況はお問い合わせください。

Citrix Cloudは、管理工数も、ITリソースも最適化できてお得ってこと?​

その通り!
新しいエディションも登場したので、要件に合わせて選んでね!​

Citrix Virtual Apps and Desktops Standard for Azure登場

  1. より安価にCitrix Virtual Apps and Desktops Serviceを利用可能
  2. シンプルな展開コンソールによるかんたんセットアップ
  3. リモートPCアクセス機能でオフィスの物理PCにもアクセス可能
  4. イメージ管理やセキュリティ機能は通常のCitrix Virtual Apps and Desktops Serviceと同等
  5. 最小25user~/1年~

機能詳細はコチラよりご確認ください。

CitrixでTeams会議の最適化

通常のVDIでTeams会議を行うと、Teamsが動いているのはあくまでも仮想デスクトップ側となり、音声や映像といったCPU負荷の高い処理についても仮想デスクトップ側、サーバーのCPUの処理が集中し、ユーザー側では映像が固まる・映らない・音声が途切れる等の事象が発生します。

このようにサーバー側のCPUリソースがボトルネックとなり、「VDIではTeams/Skypeは使い物にならない」という認識が広がっていました。

Citrixが提供しているTeams/Skypeの最適化パックを適用すると、サーバー側のボトルネックが解消します。通常、サーバー側で処理されていた音声・映像の通信はクライアント端末側にオフロードされます。本来VDIを利用する場合クライアント端末のリソースはFATに比べて空きますのでその遊休リソースを活用することで仮想デスクトップ側のCPUの逼迫を避けることができます。

これによって物理PCと同様の品質とパフォーマンスを実現することが可能になり、VDIでもTeamsが使えるようになります。

通常の仮想環境でのTeams通信

Citrixで最適化した場合のTeamsの通信

管理者の負担も削減

より直感的な操作が可能なStudio/DirectorといったCitrixの構築・運用コンソールを使用できるので、管理者の負担を低減することができます。

また、MCSというマスターイメージ管理の仕組みも、更新の多いWindows10を管理する上では欠かせない機能です。AVD単体だと手動更新になってしまうところを、MCSならマスターイメージの更新のみで一括展開することが可能になるので更新管理の際のコスト低減が図れます。

その他、Citrixならではの強み

Citrixが提供するICAプロトコルはRDPより画面転送のネットワーク消費が少なくより効率的で快適な利用者環境と、ネットワークコストの削減の両立が可能です。また、きめ細かなポリシー制御によるセキュリティの向上や、オンプレミスとクラウドのハイブリッド構成等、これまで長い間にわたりCitrixが培ってきた強みを、AVD環境でも享受できます。